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知らなきゃ損!?カナダの税金の仕組みと控除の種類

time 2017/03/16

電卓とカナダドル

前回の記事

今回はカナダに住んでいて確定申告を自分でしたい人向けのお話です。

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主な控除(Tax Deductions)の種類とルール

タックスリターンには、Federal Tax(連邦政府税)Provincial Tax(州税)があり、州税は住んでいる州によって税率が違います。

だいたい$11,000くらいまでの収入なら税金はかかりませんが、収入が多くなれば税率は上がります。そこで必要になってくるのが、控除とクレジットです。

一年間の全収入 - 控除 → 課税対象額 x 所得税額 → 合計税額 - クレジット → 確定税額。

ちょっと難しそうですが、この中で自分でいくらかプランニングできるのが、控除とクレジットです。控除は収入から直接差し引かれます。

RRSP(Registered Retirement Savings Plan)

代表的な控除。これは個人年金プランとして毎年いくらかの資産をCRAに登録することです。銀行でRRSPの口座を作れます。一度登録すると、むやみに解約できないという欠点もあるので、控除になるからと言って、やたらに登録するのではなく長期的な計画が必要です。お金に余裕があって、一定以上の収入がある人向きです。

  • 利点 - 直接収入から差し引かれるので、控除額によってはかなりの額が払い戻されることもあります。登録された口座で得た利子は収入になりません。
  • 欠点 - 登録された口座から引き出しをすると全額を収入として課税されます。71歳になるまでにRRSP全額を年金プランにに換えて毎年決まった額を収入として受け取る必要があります。
  • 注意点 - RRSPには登録できるリミットがあります。Notice of Assessment (タックスリターンの通知) の RRSP Deduction Limit 守りましょう。超えると罰金になるし、後の処理に面倒です。RRSP Contribution(登録)は3月から次の年の2月です。例)2016年のタックスリターンの控除に使えるのは、2016年3月から2017年2月までに登録されたRRSPのみです。

Child Care Expenses

働く親のための控除。働いている間に子供をデイケアに預けたり、ベビーシッターを雇ったりしたら、その費用が控除になります。サマーキャンプもOKです。

Moving Expenses

新しい仕事または転勤などで転居した場合の費用。距離は40km以上、新しい職場で収入がある場合のみ申請できる。

Employment Expenses

コミッションなどで働く人の諸経費を控除できる。職場からのフォームT2200 (DECLARATION OF CONDITIONS OF EMPLOYMENT) が必要。

Annual Professional Fee, Union Due

仕事に必要となる資格のための年会費、組合費、医師の Malpractice Insurance(医療過誤保険)など。

Carrying Charges

投資をにかかった諸費用。

Support Payment

別れたパートナーへの支払い金額、ほとんどの場合、子供への支払いは控除になりません。

主なタックスクレジット(Non-refundable Tax Credits)の種類とルール

クレジットには誰にでもつくBasic Personal Amountの他に色々な項目があります。全クレジット合計の15%(Federal 連邦政府の場合)が、税額より引かれます。

Spouse Amount($11,474)

パートナーに収入がない場合は全額。ある場合は基本のクレジットから収入額が差し引かれます。

Eligible Dependant($11,474)

シングルの人に同居する扶養家族がいる場合。これは子供だけではなく、親を引き取っている人にも適用されます。子供は18歳未満、親は年齢にかんけいなく使えます。これも扶養家族の収入額が差し引かれます。

Public Transit Amount

地下鉄、バス、電車などの公共交通機関のパスなど。パスは大事に取っておきましょう。

Children’s Fitness Credit

16歳未満の子供のスポーツクラブなどの費用。500ドルまで。

Children’s Arts Amount

16歳未満の子供のアートクラブなどの費用。250ドルまで。

Home Buyers’ Amount($5,000)

初めて家を購入した人に適用。二人で購入した場合は、半々にもできます。弁護士からの書類にある、Statement of Adjustmentが証明として必要です。

Caregiver Amount(Max $4,667)

65歳以上または障害のある扶養家族がいる人へのクレジット。扶養家族の収入によりクレジットの金額が変わります。

Disability Amount

障害のある人へのクレジット。ドクターが記入した申請書(T2201)をCRAに送り、認定を受けることが必要。認定まではかなり時間がかかることがあります。

Interest Paid on Your Student Loans

特定の学費ローンの返済の利息控除。収入が少なくて使えない場合は5年間有効。

Tuition Amounts

カレッジ、大学などの学費(Form T2202のレシートが必要)、または職業に必要なライセンスのためのテスト費用など。クレジットの中では一番金額の大きな控除。学生の間に申請しておいたクレジットが就職後使え、高額の払戻金となります。海外の大学でも条件によって適用されます。また一定の額の授業料クレジットは親のタックスリターンでクレジットとして使うこともできます。(あくまでも子供のタックスリターンをした後で)

Medical Expenses

処方箋の薬代、国の保険や個人の保険でカバーできない医療費など。個人の医療保険の保険代、扶養家族の医療費もまとめて申請できます。収入の少ない人には別にクレジットがつくこともあるので、少ない額でも取っておきましょう。

Donations

登録されたチャリティーへの寄付金。最初の200ドルは15%、残りの金額は29%がクレジットとして加算される。5年まとめて申請できます。

レシートは大切に保存!

ここで、紹介してあるものは2016年の主なものですが、細かい項目はCRAのサイトで説明されてます。

そしてどんな控除やクレジットを受けるにしても大事なのは、レシートやフォームを取っておくことです。

アパートのレントレシートも収入によってはクレジットとなります。(オンタリオでは)。7月が過ぎるとCRAはReview(監査)の時期に入り、ランダムに選ばれてレシートや書類の提出を要求されることがあります。普通、6年から7年を過ぎれば古い書類は捨てても大丈夫と言われますが、ビジネスなどをしている人は10年は保管することをお勧めします。

次回は、タックスアップデート(今年のタックスについて)と、いろいろインフォです。

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ライター

Maru

毎日仕事して、料理して、平凡だけどトロントでの生活はとっても気に行ってます。週末はドライブしてトロントの周辺の小さい町にいくのが楽しみ。いつかカナダ横断ドライブがしてみたいと思っています。たまにボランティア活動なんかもしています。

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